日立の紙パック式クリーナー「かるパック」CV-KP300PとCV-KP300Lは、見た目や基本スペックがよく似ていますが、吸込仕事率や運転音、ヘッドの機能などに違いがあります。
結論からいうと、ヘッドの機能を重視するならCV-KP300P、吸込仕事率や運転音の数値を重視するならCV-KP300Lが選びやすいでしょう。
CV-KP300Pは2アングル形状や4方向吸引機構を採用。一方、CV-KP300Lは最大吸込仕事率が650Wと高く、最大運転音も65dBに抑えられています。
この記事では、CV-KP300PとCV-KP300Lの違いと共通点を比較し、それぞれどんな人におすすめなのかをわかりやすく解説します。
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CV-KP300PとCV-KP300Lの違いを比較
CV-KP300PとCV-KP300Lには、主に吸込仕事率・運転音・ヘッド機能・省エネ性能の目安・カラー・販売状況に違いがあります。
まずは、購入時にチェックしておきたい違いを一覧で比較してみましょう。
| 比較項目 | CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|---|
| 発売年 | 2025年 | 2023年 |
| 吸込仕事率 | 630W~約120W | 650W~約120W |
| 運転音 | 67~約60dB | 65~約60dB |
| 2アングル形状 | あり | 公式ページに記載なし |
| 4方向吸引機構 | あり | 公式ページに記載なし |
| ecoこれっきり運転 | 最大約60%低減※ | 最大約65%低減※ |
| カラー | マーブルベージュ | ライトゴールド |
| 販売状況 | - | 在庫品限り |
※メーカー所定条件で「中」運転と比較した消費電力量の低減率です。測定条件の数値も異なるため、60%と65%という数字だけで省エネ性能の優劣を単純比較することはできません。
違い① 吸込仕事率はCV-KP300Lのほうが高い
| CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|
| 630W~約120W | 650W~約120W |
最大吸込仕事率は、CV-KP300Pが630W、CV-KP300Lが650Wです。最小値はどちらも約120Wですが、最大値ではCV-KP300Lが20W高くなっています。
ただし、吸込仕事率は吸込力の目安となる数値です。実際の吸塵力はヘッドの種類や床材、ごみのたまり具合などによっても変わるため、650Wだから実際の掃除でも必ず優れているという意味ではありません。
違い② 運転音の最大値はCV-KP300Lのほうが小さい
| CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|
| 67~約60dB | 65~約60dB |
運転音はCV-KP300Pが67~約60dB、CV-KP300Lが65~約60dBです。最小値は同じですが、最大値ではCV-KP300Lのほうが2dB小さくなっています。
カタログ上の運転音を少しでも抑えたい場合は、CV-KP300Lが候補になります。
▼吸込仕事率と運転音の数値を重視するならCV-KP300L
違い③ CV-KP300Pは2アングル形状を採用
| CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|
| 2アングル形状あり | 公式ページに記載なし |
CV-KP300Pでは、異なる角度のブラシを配置した「2アングル形状」が採用されています。自走による軽い操作感に加えて、ごみをしっかりかき出すための工夫です。
吸込仕事率の最大値だけを見るとCV-KP300Lが上ですが、CV-KP300Pではヘッド側にもごみを取りやすくする工夫が加えられている点に注目しましょう。
違い④ CV-KP300Pは4方向吸引機構を搭載
| CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|
| 4方向吸引機構あり | 公式ページに記載なし |
CV-KP300Pには、前方・後方だけでなく左右からもごみを吸い込む「4方向吸引機構」が採用されています。日立は、壁ぎわのごみも吸い込める機構として紹介しています。
ヘッドを前後に動かすだけでなく、壁ぎわなども掃除することを考えると、ヘッド機能を重視する人にとってCV-KP300Pの大きなポイントです。
▼ヘッドの使いやすさを重視するならCV-KP300P
違い⑤ ecoこれっきり運転の消費電力量が異なる
| CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|
| 最大約60%低減 | 最大約65%低減 |
どちらも、床質や操作力を感知してパワーやブラシ回転数を自動でコントロールする「ecoこれっきり」運転に対応しています。
メーカー公表値ではCV-KP300Pが最大約60%、CV-KP300Lが最大約65%の消費電力量低減となっています。ただし、CV-KP300Pはeco運転約28.2Wh・中運転約70.5Wh、CV-KP300Lはeco運転約25Wh・中運転約75Whというそれぞれの条件で比較した値です。
そのため、「65%だからCV-KP300Lの省エネ性能が5%高い」と単純に判断しないほうがよいでしょう。どちらにも自動で運転を調整できる省エネ機能があることを選択のポイントにするのがおすすめです。
違い⑥ 本体カラーが異なる
| CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|
| マーブルベージュ(C) | ライトゴールド(N) |
CV-KP300Pはマーブルベージュ、CV-KP300Lはライトゴールドです。性能だけでなく、見た目の印象にも違いがあります。
掃除機を収納せず見える場所に置くことが多い場合は、部屋になじみやすいカラーかどうかも確認しておくと選びやすいでしょう。
違い⑦ CV-KP300Lは在庫品限り
日立公式サイトでは、CV-KP300Lは「在庫品限り」と案内されています。日立によると、「在庫品限り」と表示された商品は生産完了品のため、品切れになる場合があります。
一方、CV-KP300Pは2025年発売モデルです。CV-KP300Lを候補にする場合は、価格だけでなく購入できる店舗や在庫状況も確認しておきましょう。
型落ちモデルは必ず安いとは限らないため、購入時点の実売価格をCV-KP300Pと比較して決めることが大切です。
CV-KP300PとCV-KP300Lの共通点
ここまで違いを見てきましたが、CV-KP300PとCV-KP300Lは基本的な仕様に共通点も多くあります。
どちらを選んでも変わらないポイントを確認しておきましょう。
本体サイズ・重さ・集じん容積
| 項目 | CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|---|
| 本体寸法 | 351×236×202mm | 351×236×202mm |
| 本体質量 | 2.9kg | 2.9kg |
| 標準質量 | 4.4kg | 4.4kg |
| 集じん容積 | 1.3L | 1.3L |
| コード長 | 5m | 5m |
本体サイズや重量、集じん容積、コードの長さは同じです。そのため、収納スペースや本体の持ち運びやすさ、紙パックにためられるごみの容量を理由に2機種で迷う必要はほとんどありません。
からまんブラシで髪の毛がからまりにくい
どちらも「からまんブラシ」を採用しています。ブラシの先端をループ形状にすることで、髪の毛などがブラシのすき間に入り込みにくくする仕組みです。
回転ブラシは取り外して水洗いできるため、ブラシのお手入れのしやすさを重視する人にも使いやすい仕様です。ただし、使用条件によっては髪の毛などがからまる場合があります。
自走機能やペタリンコ構造で掃除しやすい
CV-KP300PとCV-KP300Lは、どちらも自走機能・クルッとヘッド・ペタリンコ構造を備えています。
自走機能によってヘッドが前に進むのをサポートし、クルッとヘッドは壁ぎわなどでの方向転換に便利です。ペタリンコ構造では、高さ8cm以上の家具の下なども掃除できます。
基本的な取り回しやすさに関する機能は共通しているため、CV-KP300Pだけが操作しやすいというわけではありません。
紙パック式でごみ捨てしやすい
どちらも紙パック式の「かるパック」シリーズです。ダストケースから直接ごみを捨てる方式ではなく、紙パックごと取り出して処分できます。
CV-KP300Pでは、GP-130FSをはじめとする日立純正パックフィルターが使用できます。CV-KP300LにもGP-130FSが付属しており、日立純正紙パックを使用する点は共通しています。
▼基本性能に加えてヘッド機能にもこだわるならCV-KP300P
CV-KP300Pがおすすめな人
CV-KP300Pは、吸込仕事率などの数値だけではなく、ヘッド部分の機能を重視して選びたい人に向いています。
- 2アングル形状を使いたい人
- 4方向吸引機構を重視する人
- 壁ぎわなどのごみも掃除しやすいモデルを選びたい人
- 在庫品限りの旧モデルより新しいモデルを選びたい人
CV-KP300Lより最大吸込仕事率の数値は低いものの、CV-KP300Pには2アングル形状と4方向吸引機構があります。
カタログ上の最大吸込仕事率だけでなく、ヘッドでごみをかき出す・吸い込むための機能まで重視したい場合はCV-KP300Pが選びやすいでしょう。
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CV-KP300Lがおすすめな人
CV-KP300Lは、最大吸込仕事率や運転音といったカタログ上の数値を重視したい人に向いています。
- 最大吸込仕事率の数値を重視する人
- 最大運転音が小さいモデルを選びたい人
- 在庫があり、販売価格に納得できる人
- 2アングル形状や4方向吸引機構を必須としない人
最大吸込仕事率は650WでCV-KP300Pより20W高く、最大運転音は65dBで2dB小さくなっています。
ただし、CV-KP300Lは在庫品限りです。型落ちだからお得と決めつけず、購入時の価格と在庫を確認してから選びましょう。
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CV-KP300PとCV-KP300Lの違いについてよくある質問
最後に、CV-KP300PとCV-KP300Lを比較するときに気になりやすいポイントをQ&A形式で整理します。
CV-KP300PとCV-KP300Lはどちらが新しい?
CV-KP300Pのほうが新しいモデルです。日立公式の発売モデル一覧では、CV-KP300Pは2025年、CV-KP300Lは2023年のモデルとして掲載されています。
ただし、新しいCV-KP300Pがすべての数値で上回っているわけではありません。最大吸込仕事率や最大運転音ではCV-KP300Lが有利なので、必要な機能を比較して選ぶことが大切です。
CV-KP300Lが安ければ型落ちを選んでもいい?
2アングル形状や4方向吸引機構を必要とせず、CV-KP300Lが納得できる価格で販売されているなら候補にできます。サイズ・重量・集じん容積など共通する基本仕様も多いためです。
ただしCV-KP300Lは在庫品限りなので、価格が必ず安いとは限りません。購入時点でCV-KP300Pとの実売価格を比較してください。
対応する紙パックは同じ?
CV-KP300PではGP-2000FS・GP-130FS・GP-110F・GP-75Fが使用できることが日立公式で案内されています。また、CV-KP300LにはGP-130FSが1枚付属しています。
紙パックは機能部品のため、日立は純正パックフィルターの使用を案内しています。購入時は使用する紙パックの型番も確認しておくと安心です。
CV-KP300PとCV-KP300Lの違いまとめ
CV-KP300PとCV-KP300Lは、本体サイズ・重量・集じん容積などは共通していますが、吸込仕事率や運転音、ヘッド機能などに違いがあります。
| 選ぶポイント | CV-KP300P | CV-KP300L |
|---|---|---|
| 吸込仕事率 | 630W~約120W | 650W~約120W |
| 運転音 | 67~約60dB | 65~約60dB |
| ヘッド機能 | 2アングル形状・4方向吸引機構 | 上記2機能は公式ページに記載なし |
| 販売状況 | - | 在庫品限り |
CV-KP300Pは、2アングル形状や4方向吸引機構などヘッドの機能を重視する人におすすめ。一方、CV-KP300Lは最大吸込仕事率や最大運転音といった数値を重視し、販売価格や在庫の条件にも納得できる人に向いています。
新しいモデルだからCV-KP300Pがすべて上というわけではありません。「ヘッド機能ならCV-KP300P」「吸込仕事率・運転音の数値ならCV-KP300L」を基準にすると、自分に合うモデルを選びやすくなります。
▼ヘッド機能を重視するならCV-KP300P
▼吸込仕事率・運転音の数値を重視するならCV-KP300L

