シャープのコードレススティック掃除機「EC-SR70A」と「EC-SR11」は、どちらもRACTIVE Air POWERシリーズのモデルです。EC-SR70Aは2026年モデル、EC-SR11は2025年モデルで、比較すると大きく変わったのは床用ヘッドとその周辺機能です。
EC-SR70Aは新開発の「極吸ヘッド」を搭載し、壁際や大きなごみ、髪の毛などをより掃除しやすい構造になっています。一方、標準質量1.7kg、集じん容積0.3L、運転時間など基本スペックには共通点が多いため、新しいヘッド機能をどこまで重視するかが選ぶポイントです。
この記事では、EC-SR70AとEC-SR11の違いと共通点、それぞれどんな人におすすめなのかを比較します。
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EC-SR70AとEC-SR11の違いを比較
EC-SR70AとEC-SR11を比較すると、主な違いは床用ヘッドの仕様や本体サイズ、カラーバリエーションです。
| 比較項目 | EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|---|
| 床用ヘッド | 極吸ヘッド | パワフルスリムヘッド |
| 壁際への対応 | 端までブラシPlus | 端までブラシ |
| 回転ブラシ | からみにく~いブラシPlus | からみにく~いブラシ |
| メガマウス構造 | ○ | - |
| 本体寸法 スティック時 |
幅221×奥行268×高さ1,050mm | 幅221×奥行267×高さ1,030mm |
| カラー | ブラック系 | ブラック系・ホワイト系 |
特に注目したいのは、EC-SR70Aで新しく採用された「極吸ヘッド」です。基本スペックには共通する部分が多いため、掃除機としての使い勝手を左右するヘッド周辺の違いから見ていきましょう。
EC-SR70Aは新開発の「極吸ヘッド」を搭載
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| 極吸ヘッド | パワフルスリムヘッド |
EC-SR70Aには、新開発された「極吸ヘッド」が搭載されています。吸込口の構造を改良することで、ごみ取り性能の向上を図ったヘッドです。
EC-SR11には「パワフルスリムヘッド」が採用されているため、今回のモデルチェンジで特に大きく変わった部分が床用ヘッドといえます。
床に落ちたごみを効率よく取りたい、ヘッド部分の進化を重視して新しいモデルを選びたい場合は、EC-SR70Aが候補になります。
EC-SR70Aは「メガマウス構造」を採用
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| メガマウス構造あり | メガマウス構造なし |
EC-SR70Aの極吸ヘッドには、従来機より吸引部の開口を広げた「メガマウス構造」が採用されています。開口を広くすることで、大きなごみが詰まりにくいよう工夫されているのが特徴です。
ただし、「EC-SR70Aになって本体の吸引力そのものがEC-SR11より大幅に強くなった」と考えるのは適切ではありません。シャープによるEC-SR70AとEC-SR11の吸引性能試験では、フルパワーモード・強モードの真空圧の比較結果は同等とされています。
本体のパワーの差というより、極吸ヘッドを含めたごみ取り性能の工夫に注目すると違いが分かりやすいでしょう。
▼新しいヘッド構造で床掃除のしやすさを重視するならEC-SR70A
EC-SR70Aは「端までブラシPlus」で壁際を掃除しやすい
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| 端までブラシPlus | 端までブラシ |
壁際の掃除にも違いがあります。EC-SR70Aの「端までブラシPlus」は、従来の端までブラシに加え、反対側にもごみを吸い込む経路を新たに設けています。
これによってヘッドの両端で壁際のごみを吸い取れる構造になりました。部屋の隅や家具の際などを掃除することが多い場合は、EC-SR70Aの進化を感じやすいポイントです。
「からみにく~いブラシPlus」と「からみにく~いブラシ」の違い
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| からみにく~いブラシPlus | からみにく~いブラシ |
EC-SR70Aでは「からみにく~いブラシPlus」に進化しています。ブラシ毛の密度を高めて毛並みを寝かせることで、髪の毛などがブラシ毛の間へ入り込みにくい構造になっています。
さらに、ブラシ表面に付着した髪の毛などをそぎ落とし、ブラシや軸へからみつきにくくする工夫も採用されています。長い髪の毛などを掃除する機会が多く、回転ブラシへのからみつきをできるだけ抑えたい人にはEC-SR70Aが注目しやすいでしょう。
本体サイズとカラーバリエーションが異なる
| 比較項目 | EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|---|
| スティック時 | 221×268×1,050mm | 221×267×1,030mm |
| カラー | ブラック系 | ブラック系・ホワイト系 |
スティック時の寸法は、EC-SR70Aが幅221×奥行268×高さ1,050mm、EC-SR11が幅221×奥行267×高さ1,030mmです。高さは20mm違いますが、幅は同じで奥行差も1mmなので、サイズだけを決め手にするほど大きな差ではありません。
カラーはEC-SR70Aがブラック系なのに対し、EC-SR11にはブラック系とホワイト系があります。明るい色の掃除機が欲しいなど、カラーの選択肢を重視する場合はEC-SR11も選びやすいでしょう。
▼ブラック系・ホワイト系からカラーを選べるEC-SR11
EC-SR70AとEC-SR11の共通点
ヘッド周辺には複数の違いがありますが、掃除機本体の基本スペックを比べると共通点が多くあります。新型だからすべての性能が変わったわけではないため、違わない部分も確認しておきましょう。
どちらも標準質量1.7kg
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| 1.7kg | 1.7kg |
EC-SR70AとEC-SR11は、どちらも標準質量1.7kgです。本体質量もどちらも1.3kgとなっています。
そのため、重量の数値だけで新旧モデルを選び分ける必要はありません。軽さを重視している場合でも、今回の2機種ではほかの機能差を基準に比較するとよいでしょう。
運転時間と充電時間は同じ
| 比較項目 | EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|---|
| 標準モード | 約45分 | 約45分 |
| 自動モード | 約15~35分 | 約15~35分 |
| 強モード | 約15分 | 約15分 |
| 充電時間 | 約100分 | 約100分 |
運転時間にも差はありません。標準の吸込口を使用した場合、標準モードは約45分、自動モードは約15~35分、強モードは約15分です。
また、どちらも25.2V・2,500mAhの着脱式バッテリーを採用し、充電時間は約100分です。バッテリーの持続時間や充電時間を理由にEC-SR70Aへ買い替える必要性は低いと考えられます。
なお、運転時間は室温や床面、使用状態などによって変わります。
集じん容積はどちらも0.3L
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| 0.3L | 0.3L |
集じん容積は、EC-SR70AとEC-SR11のどちらも0.3Lです。集じん方式も「からみにく~いサイクロン/遠心分離サイクロン」で共通しています。
ダストカップの容量を重視して比較している場合は、この2機種で差をつけるポイントにはなりません。
運転音はどちらも60~約52dB
| EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|
| 60~約52dB | 60~約52dB |
運転音も両モデルとも60~約52dBです。EC-SR70Aにもノイズリダクション設計などが採用されていますが、仕様表に記載された運転音の数値はEC-SR11と共通しています。
そのため、運転音の数値を最優先して選ぶ場合には大きな差はありません。ヘッド周辺の機能差や購入時の価格などをあわせて比較するのがおすすめです。
▼共通する基本性能で十分ならEC-SR11
EC-SR70Aがおすすめな人
EC-SR70Aは、基本スペックの大幅な変更というより、床用ヘッド周辺の進化を重視したい人に向いています。
- 新しい「極吸ヘッド」を使いたい人
- 大きなごみが詰まりにくいメガマウス構造に魅力を感じる人
- 壁際のごみまで掃除しやすいモデルを選びたい人
- 髪の毛がブラシへからみつきにくい工夫を重視する人
- 新しい2026年モデルを選びたい人
特に、端までブラシPlusやからみにく~いブラシPlusなど、日常の掃除で使うヘッド部分に複数の改良が加えられています。床掃除の使い勝手を重視するなら、EC-SR70Aを選ぶメリットが分かりやすいでしょう。
▼新しいヘッド機能を重視して選ぶならEC-SR70A
EC-SR11がおすすめな人
EC-SR11は2025年モデルですが、EC-SR70Aと比べても標準質量や運転時間、充電時間、集じん容積、運転音など多くの基本スペックが共通しています。
- 極吸ヘッドなどの新機能を必須としない人
- EC-SR70Aと共通する基本スペックで十分な人
- ホワイト系のカラーを選びたい人
- EC-SR70Aとの実売価格を比較して決めたい人
「新型だからEC-SR70A」と決めるのではなく、極吸ヘッドなどの新機能が自分に必要かを考えることが大切です。新しいヘッド機能をそれほど重視しない場合は、EC-SR11の販売価格も確認して比較すると選びやすくなります。
▼必要な機能と購入条件のバランスで選ぶならEC-SR11
EC-SR70AとEC-SR11の違いまとめ
EC-SR70AとEC-SR11の大きな違いは、床用ヘッドとその周辺機能です。最後に、購入判断で特に重要なポイントをまとめます。
| 比較ポイント | EC-SR70A | EC-SR11 |
|---|---|---|
| 床用ヘッド | 極吸ヘッド | パワフルスリムヘッド |
| 壁際 | 端までブラシPlus | 端までブラシ |
| ブラシ | からみにく~いブラシPlus | からみにく~いブラシ |
| 標準質量 | 1.7kg | 1.7kg |
| 集じん容積 | 0.3L | 0.3L |
| 運転音 | 60~約52dB | 60~約52dB |
EC-SR70Aは、極吸ヘッドや端までブラシPlus、からみにく~いブラシPlus、メガマウス構造など、ヘッド周辺の新しい機能を重視する人におすすめです。
一方のEC-SR11は、標準質量1.7kgや約45分の標準モード、0.3Lの集じん容積など主要な基本スペックがEC-SR70Aと共通しています。新しいヘッド機能が必須でなければ、購入時の実売価格を比較したうえでEC-SR11を選ぶのもよいでしょう。
価格は販売店や時期によって変動するため、最終的にはEC-SR70AとEC-SR11の現在の価格差を確認し、ヘッド機能の違いに価格差分の魅力を感じるかで判断するのがおすすめです。
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